ヨギニの日記

南インドでボランティア生活をしています

コロナさん、ありがとう。ボランティア生活3ヶ月目

こんなタイトルをつけると誤解を受けると思ったけれど、でもコロナに感謝している。

 

メキシコで一年間のロックダウンを過ごし、4月にインドに来てからも3ヶ月ロックダウンを過ごしている。

 

自分の内面に心を向け、読書とヨガに集中できる時間を頂いたことに感謝している。

 

こんな雑音のない、平和な質の高い時間を過ごすことができたのは、コロナさんのおかげだと思う。

 

毎朝、ヨガの練習で一日を始める。筋肉痛が残っている場合は、散歩にまず出かける。 体を温めると、筋肉痛が和らぐ。 

 

まだ薄暗い夜明け前にうちを出る。鳥たちが騒々しくなり、うっすらと空が青白くなりはじめる。 「神々しい」という言葉は、この時間のためにある。

 

この朝の時間を感じられるだけでも、ここに来てよかったと思う。

 

散歩の後は、軽くアサナの練習をする。 その後は朝食。

 

レモングラスティーを飲んだ後、ボランティアの一日が始まる。

 

自分のこれまでの経験と脳みそをフルに使う仕事を任された。地球的な視野で行う食と農業に関する”超”長期的なプロジェクト。 

 

サグラダファミリア」並みになるかもしれない。でもガウディが旅立っても続いたのだから、わたしも気にする必要はない。

 

人生初めて「メンター」という方をつけてもらった。ボランティアには「相談相手」がついてくるシステムだ。 若いボランティアが多いからだろう。今までそういうシステムの中で仕事をしたことがないので、とてもうれしい。

 

わたしの「メンター」は地球的な規模で物事を考える方だ。そういう方と出会ったのはラッキーだ。 このプロジェクトが地球規模で変化を起こすのはいつになるのかわからない。 でもサグラダファミリアのように次の世代へつながっていくはずだ。

 

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ヘルシーなお昼を食べた後、午後5時まで仕事を続ける。

 

暑さが和らぎ、夕方の散歩へ出かける。ヤギ使いのいつも笑顔のお婆ちゃんに、ニッコリしてすれ違う。

 

ヤギと牛の群れがゆっくりとそれぞれの場所へ戻っていく。 野犬の群れも大急ぎでどこかへ走っていく。

 

大きな夕陽を浴びて、わたしもうちへ帰る。

 

インドのロックダウンも毎週、少しずつ 緩和され、人々が動き始めた。ヨガのクラスを任されるのももうすぐだろう。

 

わたしの静かな時間もそろそろ終わりが近いかもしれない。今あるこの時間を楽しもう。